後遺障害の診断書を書いてもらえる場合
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症状固定前 |
症状固定後 |
| 継続的に通院している病院 |
☓ |
○ |
| 継続的に通院していない病院 |
☓ |
☓ |
Q1
医師が後遺障害診断書を書いてくれない場合がある?
後遺障害等級の認定を申請するためには後遺障害診断書が不可欠ですが、医師が診断書を書いてくれない場合があります。
医師が後遺障害診断書を作成しない理由は、正当なものもあれば不当なものもあります。
たとえば、「まだ治療中で症状固定になっていないから、書く時期ではない」「初診であり治療の経過を見ていないから書けない」などの理由は正当なものだと言えます。
医師法第19条2項
| 医師法第19条2項 |
| 診察若しくは検案をし(略)た医師は、診断書(略)の交付の求があつた場合には、正当の事由がなければ、これを拒んではならない。 |
Q2
医師に診断書を書いてもらうための対策は?
「後遺障害診断書を書くことで裁判に巻き込まれたくない」「自分の治療が下手なせいで後遺症が残った、と責められているような気がする」という医師もいます。
これらの懸念は誤解に基づいたものなので、後遺障害診断書を書いてもらいたい理由を説明して説得しましょう。
「病院の方針として書かない」という医師に対しては、医師法第19条2項違反の可能性を主張することができます。