アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
多数を占める後方脱臼は膝および股関節を屈曲した状態で、膝に対し強い力が加わり大腿骨の骨頭が後方にずれ込み、骨盤の寛骨から外れることによって生じる。
強い痛みを伴い、多くの場合脚を動かすことができなくなる。また骨頭や寛骨の骨折、坐骨神経損傷などを伴うこともある。大腿骨骨頭部への血液供給が遅れると骨組織壊死のリスクが高まるため、早期の整復が望ましい。
事故の衝撃などにより大きな外力が加わることが原因。
なるべく早く股関節を整復し、リハビリを行う。
他のケガが合併している場合、手術が必要になることもある。
いずれにせよ担当医の判断を仰ぐべきである。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生