
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
別名:うつ病性障害
抑うつ気分(憂鬱であったり、気分が落ち込んでいたりする状態)、興味・喜びの喪失などの症状により、著しい苦痛や社会的・職業的機能の障害を引き起こしている状態。単一の疾患というよりも症候群であり、その症状や病態には多様性がある。
気分の落ち込み、興味や幸福感の減退、イライラなどの精神症状。悪いことをしたように感じて自分を責める、物事を悪い方へ考えるなどの過剰な罪責感や、死にたいと思うようになる、自殺の計画を立てるなどの希死念慮が生じる場合もある。身体がだるく疲れやすくなる、食欲や性欲の減退、頭痛、肩こりなどの身体症状も併発する可能性がある。
原因は多岐にわたる。事故に伴う金銭や健康などの多様な喪失体験とそれに伴うストレス、また事故への不安などの心労を引き金に発症する場合がある。
また、明確な原因がなくとも発症する可能性はある。
抗うつ薬や抗精神病薬などの薬物を用いる場合も多いが、うつの原因となっているストレスを特定してそれに対処することが重要となる。
軽症の場合には適度な休養やストレスの原因への対処、認知行動療法などの精神療法や必要に応じて薬物療法を行う。重症の場合には、薬物療法にくわえ、自殺のおそれなどがあれば入院などの措置も検討される。
脳梗塞など重大な脳疾患により抑うつ気分が生じることもあるため、専門の医療機関を受診するべきである。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生