作成:アトム弁護士法人(代表弁護士 岡野武志)

交通事故脳損傷

交通事故の脳損傷(外傷性脳損傷)|後遺症・慰謝料について弁護士が解説

交通事故による脳損傷とは?
  • 交通事故で負う脳損傷の症状・治療法とは
  • 脳損傷が原因の後遺症とは
  • 脳損傷でもらえる慰謝料はいくらか


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脳損傷(外傷性脳損傷)の症状・治療法

脳損傷の症状|重度だと意識不明に?

脳損傷(外傷性脳損傷)は、交通事故による強い衝撃などによって、脳に損傷・出血などが発生することいいます。

外傷性脳損傷は症状の内容によって、さまざまな診断名があります。診断名ごとに症状を見てみたいと思います。

外傷性脳損傷の種類

脳震盪

硬膜下血腫(慢性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫)

くも膜下出血

脳挫傷

びまん性軸索損傷

脳梗塞

など、外傷性脳損傷ではこのように分類されることになります。
それぞれの症状は次のとおりです。

診断名ごとの症状例
▼脳震盪
・意識消失
・意識障害
・頭痛
・吐き気
・おう吐
・めまい
・ふらつき
・不眠
・健忘症状
・記憶力低下
▼慢性硬膜下血腫
・ふらつき
・半身麻痺
・半身しびれ
・頭痛
・言語障害
・意識障害
・健忘症状
▼急性硬膜下血腫
・強い頭痛
・意識障害
・瞳孔拡大
・手足麻痺
▼くも膜下出血
・頭痛
・おう吐
・意識障害
▼脳挫傷
・おう吐
・頭痛
・半身麻痺
・感覚障害
・言語障害
・けいれん発作
・意識障害
・脳ヘルニア
▼びまん性軸索損傷
・意識消失
・意識障害
・言語障害
・高次機能障害
▼脳梗塞
・半身麻痺
・半身しびれ
・感覚障害
・言語障害
・ふらつき
・めまい
・意識障害

外傷性脳損傷といっても損傷の内容によって細かく分類されています。

脳損傷の治療|回復の可能性は?

脳損傷の治療法は、症状に合わせて多岐にわたります。治療法の一例を紹介します。

脳損傷の治療法

▼脳震盪

安静にする

▼慢性硬膜下血腫

経過観察

薬物療法

▼急性硬膜下血腫

外科手術による血腫除去、外減圧術

▼くも膜下出血

軽症であれば特別な処置は不要

対症療法

外科手術

▼脳挫傷

根本的な治療なし

出血や脳浮腫などに対しての対症療法

▼びまん性軸索損傷

対症療法

安静にする

▼脳梗塞

投薬治療

カテーテル治療

など、このような治療法がおこなわれることになります。脳はまだまだ未知の部分も多く、症状の軽重によっても回復の可能性はさまざまです。医師による適切な治療によって回復がめざされます。

2

脳損傷(外傷性脳損傷)による後遺症

脳損傷の後遺症は高次脳機能障害?

交通事故で脳損傷を負うと、高次脳機能障害などの後遺症が残る可能性があります。

脳損傷の後遺症とは?

高次脳機能障害

遷延性意識障害

麻痺

など

治療をうけても、このような後遺症が残る可能性があります。

脳損傷で性格が変わることも?

脳損傷をうけると事故前と性格が変わることがあります。

脳損傷でどのように性格が変わる?

振る舞いが子どもっぽくなる

怒りっぽくなる

やる気がなくなる

頑固になる

このように性格が変わったという場合は、脳損傷を原因とした高次脳機能障害という後遺症が関係している可能性が高いです。

脳損傷で後遺症が残ったら

後遺障害等級認定の手続きの流れ

脳損傷を負ったことで後遺症が残ったら、後遺障害等級の申請をおこなってください。

後遺障害とは?

後遺症の残存により労働能力を喪失すること

後遺障害は1級~14級までの等級で区分され、1級が一番重い後遺障害とされています。とくに遷延性意識障害という後遺障害が残った場合は、最も重い1級が認定される可能性があります。

後遺障害の申請は、

脳損傷の治療を病院でうける

後遺障害診断書の作成を医師に依頼する

診断書などの必要書類をそろえて専門の認定機関に提出

認定機関からの認定結果を待つ

このような流れで大まかにはすすんでいきます。

後遺障害等級は、申請したからといってすべてが認定されるわけではありません。認定機関による厳しい審査が待っています。

後遺障害等級の申請に不安がある方は、弁護士に相談することをおすすめします。

3

交通事故で脳損傷になった場合の慰謝料

交通事故示談金の内訳

交通事故に巻き込まれると、怪我や休業などによるさまざまな損害を被ることになります。このような損害に対して慰謝料をはじめとした損害賠償を交通事故の相手方に請求することができます。

損害賠償の請求は、後遺障害認定があるかどうかで請求できるものに違いがあります。

非該当 認定
治療費
通院交通費
入院雑費
休業損害
入通院慰謝料
その他
逸失利益 ×
後遺障害慰謝料 ×

ではここで、

脳損傷による後遺症がないとき

脳損傷による後遺症が残ったとき

の場合に分けて、損害賠償の項目についてそれぞれ詳しくみていきたいと思います。

脳損傷による後遺症がないときの慰謝料

脳損傷による後遺症の有無にかかわらず交通事故で怪我を負ったら症状固定前まで請求できる慰謝料などの損害賠償はつぎのとおりです。

意味
治療費 治療にかかる費用
通院交通費 通院にかかる交通費
入院雑費 入院にかかる雑費などの損害賠償
休業損害 怪我をして仕事を休んだりした分の収入減に対する補償
入通院慰謝料 入院や治療で受けた精神的苦痛に対する慰謝料
その他 診断書作成費などの損害賠償

症状固定前までの期間に受けた被害についての損害賠償を請求することができます。

脳損傷による後遺症があるときの慰謝料

脳損傷による後遺症があるとき、後遺障害等級が認定されることで請求できる慰謝料などの損害賠償はつぎのとおりです。

意味
逸失利益 後遺障害が残ったことで将来的に得られなくなった収入減に対する補償
後遺障害慰謝料 後遺障害が残ったことによる精神的苦痛に対する慰謝料

症状固定後の期間に受けた被害についての損害賠償を請求することができます。

慰謝料がいくらか計算したい

どのような慰謝料が請求できるのが分かったところで、では実際に手元に入る金額がどのくらいになるのかが気になるのではないでしょうか。

「保険会社が提示する示談金が安すぎるような気がする」
「損害賠償の適正な金額はどのくらいなのか」

損害賠償の金額に疑問がある方はこちらをお使いください。

入院期間、休業期間、年齢など必要な項目に入力いただくと、慰謝料など損害賠償の相場を計算してくれます。

損害賠償請求できる項目のうち、慰謝料は算定にどんな基準を用いるかで金額に差が出ることになります。

慰謝料金額相場の3基準比較

算定基準は3つあり、いずれかを用いて計算されます。もっとも高い基準となるのは弁護士基準であり、弁護士基準による算定を実現するには弁護士への依頼が欠かせません。

適正な慰謝料などの損害賠償を得るには、まずは弁護士にご相談ください。

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交通事故の脳損傷で後遺障害を負ったら弁護士へ

無料|アトムの弁護士相談

交通事故による脳損傷で後遺障害を負ってお悩みではありませんか。

脳損傷で後遺障害が認定されるのか

慰謝料はどのくらいもらえるのか

保険会社とのやり取りが不安だ

など、気になること・不安なことはアトム法律事務所の弁護士にご相談ください

アトムに所属する弁護士は、交通事故案件に注力しています。今までに得た経験をもとに、弁護活動をおこないます。

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弁護士プロフィール

岡野武志弁護士

(第二東京弁護士会)

全国10事務所体制で交通事故被害者の救済に取り組んでいる当事務所の代表弁護士。2008年の創業以来、幅広い間口で電話・LINE・メール相談などに無料で対応し、2019年現在は交通事故被害者の救済を中心に精力的に活動している。フットワークの軽い行動力とタフな精神力が強み。


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