弁護士無料相談をご利用ください
相談依頼は今すぐ!
2人の弁護士がこの記事に回答しています

今回は、このような「交通事故の示談金」に関するお悩みを解説していきます。
目次
交通事故の示談金とは・・・
交通事故によって生じた損害を賠償するために支払われる金銭のこと
です。
慰謝料や逸失利益は、示談金の一部です。
慰謝料や逸失利益などを含めた示談金の目安が知りたい方は、こちらの慰謝料計算機をご利用ください。
交通事故の損害は、大きく分けて「財産的損害」と「精神的損害」があり、財産的損害にも「積極損害」「消極損害」といった区別があります。
財産的損害のうち「消極損害」とは、交通事故にあわなければ本来得られていたはずの利益のことです。
交通事故で仕事を休んだり辞めたりしたときの収入減少などが、消極損害にあたります。
治療費、付添監護費、入院雑費、通院交通費、将来介護費、自宅・車改装費、葬儀費用、弁護士費用
休業損害、後遺障害逸失利益、死亡逸失利益
精神的損害をこうむった場合には、慰謝料が支払われます。
後遺障害(認定)の有無や死亡したかどうかによって、金額の計算の仕方が変わります。
傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、死亡慰謝料
傷害部分、後遺障害部分、死亡のそれぞれについて、示談金の内訳が異なります。
これから、それぞれについて整理します。

交通事故によって怪我をした場合の示談金は、次のとおりです。
| 症状固定までの治療関係費 |
|---|
| 応急手当費、診察料、入院料、投薬料・手術料・処置料等、交通費、看護料(12歳以下の子どもに近親者が付き添った場合など)、諸雑費、柔道整復等の費用、義肢等の費用、診断書等の費用 |
| 計算方法 |
| 必要かつ相当と認められる範囲 |
| 休業損害 |
|---|
| 事故がなければ働いて得られたであろう給料やボーナス等 |
| 計算方法 |
| 休業した日数×1日あたりの基礎収入 |
| 傷害慰謝料 |
|---|
| 入通院などの苦痛に対する慰謝料 |
| 計算方法 |
| 入院・通院の期間に応じた金額 |
後遺障害に対する示談金は、次のとおりです。
| 後遺障害逸失利益 |
|---|
| 後遺障害がなければ得られたであろう収入 |
| 計算方法 |
| 基礎収入×労働能力喪失率×中間利息控除係数 |
| 後遺障害慰謝料 |
|---|
| 将来後遺障害が残ることに対する慰謝料 |
| 計算方法 |
| 後遺障害の等級に応じた金額 |
死亡に対する示談金は、次のとおりです。
| 葬儀関係費 |
|---|
| =葬式等の費用 |
| 計算方法 |
| 実際の費用 (上限150万円) |
| 死亡逸失利益 |
|---|
| 死亡しなければ得られたであろう収入 |
| 計算方法 |
| 基礎年収×(1‐生活費控除率)×中間利息控除係数 |
| 死亡慰謝料 |
|---|
| 死亡に対する慰謝料 |
| 計算方法 |
| 一家の支柱 →2,800万円 母親・配偶者 →2,500万円 その他 →2,000~2,500万円 |

このようなお悩みをお持ちの方へ。
アトム法律事務所では、交通事故の弁護士相談窓口を設置しています。
お問い合わせ・相談ご予約の受付時間は・・・
問いません。
お気軽にお問い合わせください。
LINE相談は完全無料です。
このような方も、ぜひご利用ください。
野尻大輔
「財産的損害」とは、財産上受けた損害のことです。
財産的損害には、積極損害と消極損害があります。
「積極損害」とは、交通事故にあったことで発生した支出のことです。
たとえば、治療費や通院交通費などが「積極損害」にあたります。