アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
類型:顔面打撲、顔面挫創、口唇裂傷
体表組織の損傷は創傷という。主に鈍器による打撃や圧迫によって傷口が開いた状態になったものを挫創という。傷口が開いていないものは挫傷、打撲傷などという。
顔面部の外傷では口唇の裂傷も多い。
傷の深さや大きさ、受傷部位などにより瘢痕(きずあと)が残ることも考えられる。
事故の衝撃などによる、強い力の作用が原因となる。
重度の挫創などについては、壊死部分の除去(デブリードマン)など外科的な処置のほか、抗生物質の投与などが行われることもある。
瘢痕については、後から手術やレーザーなどにより傷跡を目立たなくさせる治療法もある。
ケガの態様により適切な処置をする必要があるため、いずれにせよ担当医の判断を仰ぐべきである。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生