体表組織の損傷は創傷という。主に鈍器による打撃や圧迫によって傷口が開いた状態になったものを挫創という。傷口が開いていないものは挫傷、打撲傷などという。
重症例では内臓の破裂や腹腔内出血も考えられる。これらは緊急手術の適応となる可能性も高い。

主な原因

事故や転倒、スポーツ時の衝撃などにより大きな外力が加わることが原因。

治療・良くなる方法

• 態様に合わせた治療
• 手術療法
• 保存療法

ケガの態様により適切な措置を講じる必要がある。
仮に腹腔内出血となっている場合、基本的には手術適応となり、開腹による止血措置が講じられる。動態が安定している場合には、経カテーテル的動脈塞栓術が選択されることもある。
内臓の損傷についても修復や場合によっては摘出などが検討される。
いずれにせよまずは専門の医療機関を受診し判断を仰ぐべきである。

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生