症状・治療法データベース

くもまくかしゅっけつ

くも膜下出血

類型:外傷性くも膜下出血

脳動脈が突然切れて脳の表面を覆うくも膜下腔に出血が広がったという状態。脳とくも膜のあいだには通常脳脊髄液が満たされており、この髄液に満たされた空間をくも膜下腔という。事故など外傷により生じたくも膜下出血は、脳挫傷、硬膜下血腫、頭がい骨骨折などが合併していることも稀ではない。

意識消失、嘔吐、けいれん、激しい頭痛などが生じる。また、事例によっては頭痛などの程度が軽い場合もある。

主な原因

事故の衝撃などにより脳の血管が損傷、くも膜下腔に出血することが原因となる。

治療・良くなる方法

  • 薬物の静脈注射
  • 外科的措置

降圧薬、鎮静薬、鎮痛薬の持続静注のほか、態様によっては気道の確保などが必要になる場合もある。
また、脳挫傷や頭蓋骨骨折などが合併していた場合には外科的な措置が必要となる場合もある。
いずれにせよ、専門医による診断を受けるべきである。

藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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