アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
脊椎(背骨)は椎骨の連なりによって形成されているが、胸椎は頚椎と腰椎に挟まれた全12椎の部位を指す。事故などの衝撃により、胸椎周辺の靭帯や腱、筋肉などの軟部組織が損傷。筋肉の張り感や、背筋の運動に伴う痛みなど多様な症状があらわれる。
事故の衝撃などによる、胸椎を構成する筋肉、靭帯、関節包などの損傷を原因とする。
衝撃の大きさによっては筋の部分断裂や靭帯の損傷も生じると考えられている。
受傷直後の痛みに対しては、鎮痛剤や湿布などが処方される。
症状に応じて、理学療法としてストレッチや可動域訓練、項筋訓練が施される場合もある。過度の安静はかえって痛みを長引かせる要因となるため、頸部に負担にならない範囲で従来の生活を継続する必要がある。
いずれにせよ、担当医に相談のうえ治療方針を決定する必要がある。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生