類型：胸椎骨折、腰椎横突起骨折、腰椎骨折、頸椎骨折<外部から大きな力が作用したとき、脊椎が骨折したり脱臼したりする。
脊椎の中には脊髄が通っているため、脊椎骨折の多くは脊髄の損傷も伴う。脊髄が損傷すると、四肢体幹の感覚傷害、運動障害や損傷部位の疼痛などが生じ、場合によっては意識障害が生じる可能性もある。

主な原因

事故や転倒、スポーツ時の衝撃などにより大きな外力が加わることに加え、骨粗しょう症など疾患により骨が弱くなっていることを原因とする事例も多い。

治療・良くなる方法

• 全身状態の管理
• 外科的に固定

重度の脊椎骨折では脊椎部以外にも多発的に外傷を負っている事例も多く、全身状態の管理が重要となる。
脊椎の治療としては、通常は外科的な手法による固定術が推奨される。
いずれにせよ可及的速やかに、まずは専門の医療機関を受診すべきである。

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生