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作成:アトム弁護士法人(代表弁護士 岡野武志)
交通事故の慰謝料として裁判で認められるものには、一定の基準が設けられています。
事故は突然起こります。交通事故で慰謝料を請求できることは分かっていても、相場があること、相場の詳細を知っている人は、あまりいないでしょう。
この記事ではこれらの気になる疑問を弁護士が解説します。
みなさんが対象です。
裁判で認められる慰謝料にも、一定の目安が設けられています。
交通事故の慰謝料は精神的苦痛に対して支払われます。
しかし精神的苦痛は人によって感じ方が違うものです。
ですから、ある程度のルールにそって金額が決定されているのです。
まずは、裁判基準(弁護士基準)を紹介します。 裁判所や、被害者から依頼を受けた弁護士が交渉に用いる基準です。
2つの表がありますが、怪我の内容によって変わります。
むちうちの場合は表②を参照してください。
0 | 1 | 3 | 6 | |
---|---|---|---|---|
0 | 0 | 53 | 145 | 244 |
1 | 28 | 77 | 162 | 252 |
2 | 52 | 98 | 177 | 260 |
3 | 73 | 115 | 188 | 267 |
4 | 90 | 130 | 196 | 273 |
5 | 105 | 141 | 204 | 278 |
6 | 116 | 149 | 211 | 282 |
7 | 124 | 157 | 217 | 286 |
8 | 132 | 164 | 222 | 290 |
9 | 139 | 170 | 226 | 292 |
10 | 145 | 175 | 230 | 294 |
11 | 150 | 179 | 234 | 296 |
12 | 154 | 183 | 236 | 298 |
※縦は通院月数、横は入院月数、慰謝料の単位は万円
通院月数 | 通院慰謝料 |
---|---|
0 | 0 |
1 | 19 |
2 | 36 |
3 | 53 |
4 | 67 |
5 | 79 |
6 | 89 |
7 | 97 |
8 | 103 |
9 | 109 |
10 | 113 |
11 | 117 |
12 | 119 |
※慰謝料の単位は万円
傷害慰謝料のポイントは通院・入院の期間になります。
痛みや治療に関する苦痛をどれだけ長い間感じたかということです。
30日単位で一つの基準になっているので、端数分は日割り計算になります。
等級 | 慰謝料 |
---|---|
1 | 2,800 |
2 | 2,370 |
3 | 1,990 |
4 | 1,670 |
5 | 1,400 |
6 | 1,180 |
7 | 1,000 |
8 | 830 |
9 | 690 |
10 | 550 |
11 | 420 |
12 | 290 |
13 | 180 |
14 | 110 |
※慰謝料の単位は万円
後遺障害慰謝料のポイントは後遺障害等級です。
基準値にはなりますが、等級が変わるだけで金額は大きく変わります。
ですので適正な後遺障害等級で認定されることが大事といえます。
ここまで見てきた慰謝料の表は、裁判で認められうるものです。同じ金額を、加害者側が提案してくれるとは限りません。
それは「慰謝料を計算する基準」が一つではないからです。
このイラストは慰謝料の相場を示しています。
先ほどの表、つまり「裁判基準(弁護士基準)」は最も高い相場が見込めます。
加害者側が提案してくる金額は、自賠責保険の基準や任意保険に基づいて算定されていることがほとんどです。
ですので、示談内容をそのまま受け入れてはいけません。
示談前に弁護士に示談内容が適正かを相談することをおすすめします。
裁判基準(弁護士基準)での慰謝料は、示談でも認められる可能性があります。
交通事故の解決の多くは示談になります。示談交渉を弁護士に依頼することで、裁判基準(弁護士基準)の適用を求めた交渉が可能になるのです。
また、一般的に、裁判は示談よりも時間がかかり、慰謝料を受けとる時期は先になってしまいます。
交通事故発生から解決(示談)までは、おおよそこのイラストのように進みます。
示談がまとまると、保険会社の事務処理期間後に慰謝料を獲得できます。
示談自体は、相手方との争い(意見の食い違い)が少ないほど、早期に集結します。逆に、主張に違いがあれば長期化する可能性があります。
このイラストと慰謝料の関係をもう一度整理します。
傷害慰謝料 | 後遺障害慰謝料 |
どんな精神的苦痛に支払われるか | |
入通院 怪我の痛み | 後遺障害が残ったこと |
対象となる段階 | |
治療 | 後遺障害認定 |
イラストの中央部に症状固定という段階があります。
症状固定とは、これ以上治療を続けても良くも悪くもならない状態になることをいいます。
症状固定以降は入院や通院の必要はないとみなされ、基本的には傷害慰謝料は症状固定日までが対象になります。
傷害慰謝料は症状固定日までが支払い対象です。
なので、症状固定後に傷害慰謝料を算出します。
※後遺症がない場合は、治癒をむかえてから算出です。
後遺障害慰謝料は後遺障害等級認定後になります。
先ほど解説したように、後遺障害等級に応じて一定の慰謝料金額目安があるからです。
等級が決まるまでは算定することができません。
交通事故の慰謝料にも2種類のものがあり、算定基準は複数ある…。しかも、加害者側が提案する内容だともしかすると不十分かもしれない。
お一人で解決を試みる前に、弁護士に相談してみませんか。
裁判基準(弁護士基準)の慰謝料を獲得を、弁護士と共に実現しましょう。
示談なのか、裁判を起こす必要があるのかも、慎重に考えていく必要があります。
満足・納得のいく解決のために弁護士依頼を検討してみませんか。金額に関するお悩みごと、お困りごとの相談は多数寄せられています。
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交通事故の慰謝料といっても、どんな金額が妥当かということは分からない人が多いでしょう。なぜなら交通事故の被害にあうことがイレギュラーだからです。人生において何度も被害にあう人はそうそういないものです。疑問や質問を持つことは自然なことです。損をしないためにも、弁護士相談・依頼をおすすめします。
慰謝料でお悩みの方からよく受けるご相談があります。
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(第二東京弁護士会)
第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。