アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
頚椎の椎間関節における脱臼骨折である。
頚部の軽微な動きにより脊髄障害が出現、悪化する可能性も否定できない。不安定性の強い事例となるため、診断が確定するまでなによりも絶対安静が必要となる。
診断は画像診断が主となり、X線やCTの撮影により骨折した部位を評価する。
事故などにより大きな外力が作用したことが原因となる。
診断がくだされるまでは絶対安静を遵守すべきである。
直達牽引や手術による早期の整復が必要であり、手術適応の事例では安定した頚椎の確保と脊髄除圧を目的に整復が行われる。
いずれにせよまずは専門の医療機関を受診して判断を仰ぐべきと言える。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生