アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
類型:頸髄損傷、胸髄損傷、腰髄損傷
外傷や疾病が原因で、脊椎に内在する神経組織(脊髄・馬尾など)に外力が加わり損傷された状態を指す。原因としては交通事故やスポーツなどの外傷に加え、高齢者の転倒などが挙げられる。
四肢体幹の感覚傷害、運動障害や損傷部位の疼痛などが生じ、場合によっては意識障害が生じる可能性もある。
交通事故やスポーツなど、大きな外力が加わったことを原因とする。また高齢者の場合には転倒などによっても生じ得る。
まず循環器系や呼吸器系など命に係わる合併症が生じていないかモニタリングする。
そのうえで、脊髄損傷の治療方針としては保存療法と手術治療が選択肢として挙げられる。脱臼や骨折などによる高度の不安定性や脊髄圧迫がある場合には通常手術が行われる。また、いずれの治療にせよリハビリは重要となる。
担当医の判断のもと、適切な措置を講じるべきと言える。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生