作成:アトム弁護士法人(代表弁護士 岡野武志)

むちうち示談金

むちうち(ムチウチ)の示談金|交通事故のむちうちの示談金相場や通院3ヶ月の示談金紹介

むちうちの示談金相場は?

追突事故に遭い、むちうち(ムチウチ)になってしまった…
むちうちでも相手から示談金をもらえる?
と不安になる方も多いと思います。

  • むちうちでも示談金をもらえる?
  • むちうちの示談金の相場は?
  • むちうちの通院3ヶ月の示談金・慰謝料は?

今回は「むちうちの示談金相場」を中心に解説していきます。
弁護士への無料相談窓口や示談金を今すぐ計算できる計算機もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


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むちうち(ムチウチ)症の示談金とは?

交通事故のむちうち(ムチウチ)症とは?

むちうち(ムチウチ)症とは、首の周りの筋肉などが傷つき、痛みが出てくる症状です。
むちうちは、追突事故など自動車の衝突によって、頸部(=首)が無理な形に反ってしまうことで起こります。
むちうち症は、医学上の病名でいうと、「頸部捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頚部症候群」などと診断されます。

また、むちうち症になると後遺障害が認められる場合があります。

後遺障害とは

治療後に完治しなかった症状のうち、

① 交通事故が原因

② 将来においても回復が困難と見込まれる症状

③ 存在が医学的に証明・説明可能な症状

④ 労働能力の喪失(低下)を伴っている

⑤ 自賠法施行令に従い等級の認定を受けている

後遺障害等級は、1~14級の段階で定められています。
むちうち症が後遺障害で認定される場合、等級は12級14級になります。
中でも多いのは、14級と認定されるケースです。

むちうち症の12級・14級は、神経症状が残るという点では同様です。
12級と14級の差は、残存している神経症状が「頑固」と評価できるかどうかです。

神経症状が「頑固」かどうかは、レントゲンやMRI画像診断等から慎重に判断します。
神経症状を医学的かつ客観的に説明できる場合、14級より上の12級が認定されています。

また、むちうち症は後遺障害に該当しない、つまり、非該当の判断がなされることも多いです。
後遺障害が認定されているかどうかは、示談金の面からも非常に大事な点です。
後遺障害について詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。

むちうちの示談金とは?

むちうち示談金とは、むちうちの損害賠償をいくら支払うかにつき当事者間で合意に至った金額です。
交通事故での示談金には、「治療費」「慰謝料」など個別の損害が全て含まれます。
「慰謝料」と「示談金」を混同される方も多いですが、示談金は慰謝料も含んでおり、もっと広い意味合いを持っています。

また、軽傷の事故では示談金の内訳で慰謝料の割合が大きくなります。
よって、示談金の相場と慰謝料の相場は深い関係にあると言えます。
交通事故においては、示談するうえで慰謝料が重要な役割をはたしています。

また、示談金は慰謝料のほかにも「休業損害」「逸失利益」などの項目を含みます。
交通事故の示談金の内訳としては、以下の2つの種類に分けることができます。

① 傷害部分の示談金

② 後遺障害部分の示談金

それぞれの部分の内訳を詳しくみていきましょう。

①傷害部分の示談金内訳

交通事故でむちうちになった場合、治療に伴い治療費や交通費を支出したり、仕事を休んだり、影響がでます。
また、むちうちになり入通院したことによる精神的苦痛も負うことになります。
そのような内容に対して傷害部分として、以下のような補償を受けることができます。

傷害部分の示談金内訳
治療費
入通院に要した実費が補償の対象となります。
通常は、相手保険会社が病院に直接支払うことが多いため、最終的に受け取れる示談金のなかには含まれないこともあります。
通院交通費
通被害者の自宅から病院まで通院する際にかかったバス代やタクシー代などの交通費です。
自家用車を利用して通院する場合には、1kmあたり15円のガソリン代を請求できます。
休業損害
事故によるけがで働けなくなったことによる収入の減少分を意味します。
休業損害では、収入の日額が問題になることが多いです。
事案によって収入日額の計算方法は異なるので、納得いかない場合には弁護士へ相談しましょう。
傷害慰謝料
入通院治療による精神的な苦痛を受けたことに対する慰謝料です。
入院期間と通院期間、怪我の内容によって慰謝料の相場は異なります。

②後遺障害部分の示談金内訳

続いて、後遺障害部分の示談金の内訳についてみてみましょう。
治療を尽くしても後遺障害が残ってしまった場合、後遺障害の認定手続を受けたうえで等級に基づく示談金を請求することが可能です。

後遺障害部分の示談金の内訳
後遺障害慰謝料
後遺障害が残り、日常生活や仕事面にわたって多大な不利益が出ることは、被害者にとって非常につらいことです。
後遺障害慰謝料は、それに対する慰謝料です。
慰謝料の相場は、認定を受けた等級に応じて段階的に決められます。
逸失利益
後遺障害が残ると、これから仕事をしていくうえで支障が出る場合があります。
後遺障害によって将来的に収入が減少することに対する補償項目が逸失利益です。
逸失利益は、基礎となる収入額、労働能力に制限が出る程度と年数をもとに計算します。
被害者の年齢や後遺障害の程度によっては、逸失利益が最も高額になる事例が多いです。

以上二つの部分をすべて含めたものが「示談金」となります。
それぞれの項目は、交通事故によって大きく異なります。
正確な金額を知りたい場合は、交通事故に注力している弁護士に問い合わせるとよいでしょう。

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むちうちの示談金相場は?通院3ヶ月の具体例もご紹介

むちうちの示談金相場はどれくらい?

むちうちの示談金相場は、後遺障害に認定されるかどうかで大きく変わります。
むちうちの後遺障害が認定されると、等級は12級14級になります。
後遺障害部分の示談金には3つの基準があります。

自賠責基準

任意保険基準

弁護士基準

こちらでは、弁護士基準での後遺障害部分の示談金を見ていきましょう。
3つの基準についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

むちうちの後遺障害部分の慰謝料は、「逸失利益」と「後遺障害慰謝料」という項目に分けられます。
後遺障害の逸失利益には計算式があります。
つぎのように計算します。

逸失利益=①基礎収入額×②労働能力喪失率×③労働能力喪失期間に対応する係数

上記の計算式の②と③は、むちうちの認定された後遺障害等級によって大きく変わります。

② の「労働能力喪失率」については、12級は14%、14級は5%と決められています。
また、③の「労働能力喪失期間」については、原則として「症状固定時~67歳まで」と定めらています。
もっとも、むちうちの場合には、制限される傾向にあります。

12級の場合は「症状固定時~10年程度」

14級の場合は「症状固定時~5年程度」
となります。

そして、後遺障害部分の慰謝料を弁護士基準で計算すると、12級の場合は290万円、14級の場合は110万円となります。
後遺障害等級の差で示談金の金額も大きく変わることがわかります。
むちうちを負った被害者が適切な示談金を受け取るには、まず正しい後遺障害等級が認定されることが大切です。

治療・通院3ヶ月のむちうちの示談金具体例は?

「追突事故で、むちうちになり、3ヶ月通院した」という場合の示談金を見ていきましょう。
交通事故の通院期間が3ヶ月の場合、通常であれば弁護士基準での慰謝料は73万円になります。
しかし、むちうちの場合、通院期間3ヶ月の相場は、弁護士基準でも53万円となっています。
よって、むちうちの慰謝料の金額は通常の相場より低くなります。

なぜ、むちうちの慰謝料の金額が相場よりも低くなる可能性があるのか気になりますよね。
むちうちの傷害部分の慰謝料については、他覚症状のない場合も、原則は通院期間によって慰謝料が算定されます。

もっとも、通院期間が長期にわたるが通院頻度が少ない場合は例外です。
その場合、実治療日数の3倍の日数を通院期間とみて慰謝料を算定することがあります。
通院日数が月10日未満の場合、慰謝料が相場よりも減額される可能性があります。

他覚症状がない、つまり、客観的に見てわからない場合、そもそも交通事故が原因なのか、元々の素質から来るものなのか証明できません。
実際のケースとして、むちうちでは、心理的な原因で痛みが続き、通院が長引くケースも多いです。
よって、むちうちの慰謝料の相場は低く設定されています。
むちうちの通院3ヶ月の示談金は低くなることが予想されます。

【慰謝料計算機】むちうちの慰謝料や示談金を今すぐ知りたい

交通事故で、むちうちを負った際、様々な補償が考えられます。
こちらの記事でも触れた「慰謝料」に関しては、後遺障害の等級によって被害者の感じる精神的苦痛が大きくなると考えらています。
ご自身がむちうちになり、一体いくらくらいの補償がもらえるのか非常に気になりますよね。
金額は、被害者の年齢や性別、その他の事情が考慮されるので、人により大きく異なります。

交通事故で受け取れる損害賠償の種類は以下のようなものがあります。

入通院慰謝料

後遺障害慰謝料

休業損害

後遺障害逸失利益

ご自身が受け取れる損害賠償金のおおよその金額を知っておきたいですよね。
そのようにお考えの方は以下の計算機能を使えば上記の項目の総額を知ることができます。
気になる方は、こちらで目安を確認してみてください。


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【弁護士無料相談】むちうちの示談金について弁護士に相談したい…

むちうちの示談金について弁護士に無料相談できる窓口をご紹介

追突事故に遭い、むちうちになり示談することになった…
交通事故の示談がわからなかったり、突然交通事故に遭い非常に動揺していたりする方も多いと思います。
そこで、弁護士むちうちの示談について無料相談できる窓口を紹介します。

以下の窓口では、

LINE無料相談

電話無料相談
のお好きな方法で弁護士に相談することが可能です。
示談金は、弁護士に示談交渉を依頼することで増額する可能性が高まります。
無料相談後、弁護士にそのまま依頼することもできます。

弁護士に相談したり、依頼すると弁護士費用がかかるのでは、と心配な方も多いと思います。
交通事故被害者の方は、ご自身の保険に弁護士特約がついていれば費用を心配することなく依頼することが可能です。

弁護士費用特約とは

弁護士特約があると、保険会社が弁護士相談の費用や依頼にかかる費用を支払ってくれます。

弁護士特約については、以下の記事をご覧ください。

むちうち示談金相場は、弁護士に依頼するか否かで金額が大きく異なることがわかりました。
また、示談についてご自身だけではよくわからないという場合も多いと思います。
交通事故に遭い、むちうち症を負ってお困りの方は、まずは弁護士までご相談ください。

弁護士プロフィール

岡野武志弁護士

(第二東京弁護士会)

全国10事務所体制で交通事故被害者の救済に取り組んでいる当事務所の代表弁護士。2008年の創業依頼、幅広い間口で電話・LINE・メール相談などに無料で対応し、2019年現在は交通事故被害者の救済を中心に精力的に活動している。フットワークの軽い行動力とタフな精神力が強み。