体表組織の損傷は創傷という。主に鈍器による打撃や圧迫によって傷口が開いた状態になったものを挫創という。傷口が開いていないものは挫傷、打撲傷などという。
頭部の外傷は頭蓋内の損傷を伴う場合もある。命に係わる状態であることはもちろんのこと、治療後予後が悪い場合も多い。

主な原因

事故や転倒、スポーツ時の衝撃などにより大きな外力が加わることが原因。

治療・良くなる方法

• 救命処置
• 検査入院
• 手術療法

重症頭部外傷については、酸素投与、気管挿管、静脈路確保などの措置も行われる。さらに手術適応となるケースでは手術が行われる。
中等症、軽症頭部外傷の場合でも後から意識障害が現れるケースもあるため、多くは検査入院となる。
とかく精密な検査が必要となる。専門の医療機関を受診しするべきと言える。

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生