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作成:アトム弁護士法人(代表弁護士 岡野武志)
目次
交通事故にあうと、たとえ怪我を負っていてもすぐに痛みを感じないということはよくみられます。交通事故の強い衝撃を受けたりすると、人間はアドレナリンなどが分泌されて興奮状態に陥り、痛みを感じにくくなるからだと言われています。
交通事故から数日後に背中や首などが痛くなってくるという現象はなんら不思議なことではありません。
交通事故から一ヶ月後に痛みが出たという場合でも、とにかくすぐに病院にいって治療をうけるようにしてください。
打ちどころによっては脳内出血を起こしており、時間が経ってから緊急手術が必要な症状が出てくるという可能性もあります。
このようなリスクが発生する可能性があります。
手遅れになる前に、事故後は痛みがなくても病院で適切な処置を受ける必要があります。
また、交通事故にあうと治療費などさまざまな損害を被ることになります。このような損害は交通事故の相手方に請求することができますが、これは事故による怪我であるという交通事故との因果関係が認められた場合にかぎられます。
痛みと交通事故の因果関係が認められなければ、妥当な損害賠償を請求することができなくなってしまいます。
背中や首が後から痛んでくるような場合は、「むちうち」の症状かもしれません。交通事故の追突などの強い衝撃で、首が大きく振られたときに負うことが多いです。
むちうちの症状は多岐にわたり、痛みのほかにも頭痛・吐き気・めまい・耳鳴りなどといった症状がみられることもあります。目に見えるような外傷だけが、交通事故の怪我ではありません。
むちうちとは通称で、医学的な症名としては頚部捻挫・頚部挫傷・外傷性頚部症候群などという名称で診断されることになるでしょう。
事故直後に必ず発症するわけではなく、事故から数日~数週間後に発症するというケースもめずらしくありません。そのため、事故が原因と思わずに別の原因があると勘違いしてしまうこともあります。
診断名 | ・頚部捻挫 ・頚部挫傷 ・外傷性頚部症候群 など |
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症状 | 《軽傷》 ・頭痛 ・吐き気 ・めまい ・頚部や肩甲部などの痛み など |
《重症》 ・頚部や肩甲部の麻痺 ・視覚や聴覚などの障害 ・記憶能力の低下 など |
むちうちについて詳しくはこちら
後から痛みが出たら、まずは病院に行くようにしてください。自宅で安静にしていれば治るだろうなどと過信していると、症状が悪化することがあります。
病院を受診して、医師による診察・レントゲンやMRIなどの検査を受けるようにしてください。
交通事故の痛みを解消するために、整骨院・接骨院を選択されることもあると思います。痛みの解消には有効な選択肢の一つとも言えます。
もっとも、後ほど解説する後遺障害との関係でいうと整骨院などではなく病院に行くことがポイントとなってきます。
交通事故後に痛みが出たら、まずは病院に行く
交通事故で負った痛みは、まず「整形外科」を受診することをおすすめします。
症状によって受診すべき科は異なりますが、何科が適切か分からないような場合は整形外科にまずは行ってみましょう。
整形外科の医師に診てもらい、適切な診療科を教えてもらうという手もあります。
交通事故に痛みが出たら、まずは整形外科を受診する
交通事故で後から痛みが出てくるようなむちうちの場合、治療期間は大体3ヶ月~6ヶ月程度が目安として考えられています。もちろん、症状の軽重や内容によって治療期間はさまざまです。
治療を一定程度つづけても痛みやしびれが残ると、医師から症状固定と診断されることになります。
症状固定までの期間にかかった治療費は、事故の相手方に請求することができます。
交通事故の怪我の治療では、健康保険を使用することができます。
治療費の支払いに関しては、一般的に事故の相手方は任意保険に加入していることが多いので、任意保険会社から病院に直接治療費が支払われることになります。このような場合、症状固定の期間までの治療費はご自身で負担することはほとんどありません。
しかし、状況によってはご自身で治療費を立て替え払いするという可能性もあります。立替払いなので最終的に保険会社に請求してお金は返ってくることにはなります。とはいっても一時的に自腹を切ることになるので支出をできるだけ抑えたいというのも本音だと思います。
健康保険を利用すれば、3割の自己負担におさえることができます。
健康保険を利用する場合は、
この2点を連絡するようにしてください。
健康保険の利用について詳しくはこちら
交通事故で怪我を負って治療をつづけても痛みが残るようであれば、後遺症となっている可能性が高いです。後遺症が残った場合は、後遺障害等級を申請して後遺障害の認定を目指しましょう。
交通事故の怪我による後遺症の影響で、労働能力が低下・喪失すること
後遺障害は重いほうから1級~14級の区分で等級が設定されています。
後遺障害・後遺障害申請について詳しくはこちら
交通事故で怪我を負ったり、その影響で後遺障害が認定されると、交通事故の相手方から受け取ることができるお金があります。
交通事故はこのような項目が損害として認められ、事故の相手方に損害賠償請求することになります。
自動車を運転する人は多くの場合、自賠責保険にくわえて任意保険に加入しています。
このような場合、事故の相手に代わって相手方加入の任意保険会社からお金が支払われることになります。
治療費 |
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交通事故の怪我の治療費用 |
休業損害 |
怪我で休業した期間における収入の減額分 |
入通院慰謝料(傷害慰謝料) |
入通院による精神的苦痛に対する損害賠償 |
その他 |
入通院にかかった交通費、入院雑費などの費用 |
逸失利益 |
後遺障害が残ったことで将来的に得られなくなった経済的利益の減額分に対する補償 |
後遺障害慰謝料 |
後遺障害が残ったことによる精神的苦痛に対する損害賠償 |
交通事故で怪我を負って痛みが出たら、このような損害賠償を事故の相手方に請求することができます。
手元に入るお金の内訳が分かったら、つぎに気になるのはその金額ではないでしょうか。そんな時はこちらをご利用ください。
年齢や、事故前の収入など必要な項目を入力いただくだけで、受け取ることができる金額の目安を知ることができます。
「どのくらいの保険金がもらえるのか?」
「保険会社から提示を受けた金額は妥当なものなのか?」
など、気になる方はぜひ一度こちらをお試しください。
交通事故で後から痛みが出てきたらまずは治療に取り組んで完治を目指し、治療費などの損害賠償を請求するようにしましょう。
治療に取り組んでも痛みがつづくという場合は後遺障害の認定を目指し、慰謝料などの損賠賠償を請求するようにしましょう。
いずれの場合も保険会社とのやり取りが不可欠になってきます。とはいえ、ご自身だけで保険会社とやり取りをつづけるのは精神的にも肉体的にも疲弊してしまうというお悩みをいただきます。
そんな時こそ、交通事故案件に注力する弁護士にご相談いただきたいと思います。弁護士に対応をお任せいただければ、治療に集中・専念することができます。
お怪我をされて辛い状況ではあると思いますが、だからこそ適正なお金が得られるように最後まであきらめずに対応していくことが大切です。
アトム法律事務所の弁護士は、交通事故の案件を中心に数多くの経験をつんできています。
交通事故の被害者の方を対象に、弁護士による対面相談/LINE相談/電話相談を実施中です。どの方法でも無料相談となっています。気軽にご利用ください。
相談の受付窓口は、24時間・365日専属スタッフが受付中です。まずは現在の状況を専属スタッフにお話しください。一刻もはやい解決につながるよう弁護士への相談を案内しています。お電話お待ちしております。
(第二東京弁護士会) 第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。弁護士プロフィール
岡野武志弁護士
今すぐ病院を受診するようにしてください。時間が経ってから痛みなどの自覚症状を感じるケースも少なくありません。治療が遅れると、悪化して完治が遅れたり、最悪の場合は後遺障害が残る可能性もあります。特に後遺症が残った場合、遅れて病院を受診していることは、事故との因果関係を疑われてしまいかねません。交通事故にあったら痛みがなくても速やかに病院を受診するようにしましょう。 事故から1ヶ月後に痛みが出た場合
交通事故で負った痛みの原因によって受診先は異なります。しかし、そもそも病院を受診するにしても何科に行けばいいのか判断がつかない場合は、整形外科の受診をおすすめします。まずは整形外科へ行き、アドバイスを受けるのも良いでしょう。 受診すべき科に迷ったら
交通事故で痛みを感じるような怪我を負った場合、傷害部分の補償として治療費・休業損害・入通院慰謝料などを請求することができます。さらに後遺障害に認定されたら、後遺障害慰謝料・逸失利益を追加で請求することができます。 交通事故の痛みで請求可能な損害賠償