アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
別名:むち打ち 類型:頸椎捻挫、頸椎損傷、外傷性頸部症候群など
交通事故など首が強く後屈される力がかかることを要因として、多岐の症状が発症している状態を指す。首の痛みや肩こり、頭痛などのほか、めまいや耳鳴り、難聴、吐き気などの症状が伴う場合もある。
多くの場合3か月以内に症状は改善されるが、長引く場合もある。
事故の衝撃などによる、頸椎を構成する筋肉、靭帯、関節包などの損傷を原因とする。
衝撃の大きさによっては筋の部分断裂や靭帯の損傷も生じると考えられている。
受傷直後の痛みに対しては、鎮痛剤や湿布などが処方される。
症状に応じて、理学療法としてストレッチや可動域訓練、項筋訓練が施される場合もある。過度の安静はかえって痛みを長引かせる要因となるため、頸部に負担にならない範囲で従来の生活を継続する必要がある。
いずれにせよ、担当医に相談のうえ治療方針を決定する必要がある。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生