アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
類型:脊髄液減少症、低髄液圧症候群
外傷などにより髄液が漏れ出して、頭痛、項部硬直、耳鳴、聴力低下、光過敏、悪心などといった症状が発現するというもの。
髄液は脳と脊髄を覆うように硬膜という膜の中を流れているが、これが漏れ出ることにより髄液圧の低下、髄液量の減少等が起こり、諸症状が発現する。
外傷などをきっかけとした髄液の漏出。
安静臥床と水分補給(経口・輸液)が基本となる。
仮に安静臥床によって症状が改善されない場合には、硬膜外自家血注入療法という外科的な治療が施される場合もある。
いずれにせよまずは専門の医療機関を受診し判断を仰ぐべきである。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生