作成:アトム弁護士法人(代表弁護士 岡野武志)

後遺障害認定期間

自賠責後遺障害(後遺症)認定は遅い?期間は全体の80%が〇〇日以内?長期化の理由は?

後遺障害認定期間は?

「後遺障害(後遺症)の認定にかかる期間どのくらい?」

「後遺障害(後遺症)の認定が遅いので、等級を認定してもらえるか不安。」

「後遺障害(後遺症)の認定の申請リミットはいつ?」

「後遺障害(後遺症)の認定に納得いかないのときはどうすればいい?」

このようなお悩みをお持ちの方もおられるでしょう。

そこで、今回は後遺障害(後遺症)認定期間について解説します。

  • 後遺障害(後遺症)認定の期間はどのくらい?
  • 後遺障害(後遺症)認定が遅いのは何が理由?
  • 後遺障害認定の異議申立てその期間は?

今回は、このような「後遺障害(後遺症)認定期間」にまつわる疑問について解説します。

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後遺障害(後遺症)認定期間は〇〇日?

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後遺障害(後遺症)認定とは?

後遺障害(後遺症)認定とは、自賠責等級表にもとづき後遺障害の重さを認定する手続きのことです。

後遺障害認定がされることで、慰謝料逸失利益についても保険金給付を受け取ることができるようになります。

交通事故示談金の内訳

症状固定をむかえてから3年以内に申請する

症状固定になったら申請…「症状固定」とは?

後遺障害認定手続きの申請は、症状固定をむかえたら可能になります。

症状固定というのは、これ以上は治療を続けても症状の回復が期待できない状態のことをいいます。

症状固定のタイミング

一般的には、治療開始から症状固定時まで6ヵ月以上が目安になります。

いつまでに申請?症状固定から3年以内?

後遺障害認定は、症状固定をむかえてから3年以内に申請しなければなりません。

この3年というのは、保険金の給付を請求する権利が消滅する時効です。

まとめ

症状固定時以降、後遺障害認定を申請できる
申請のリミットは、症状固定時から3年以内

認定までの期間は?全体の8割が30日以内に調査終了?

こちらの円グラフは、「自動車保険の概況(2017年度)」(PDF)を参考に事故調査所要日数の割合を示したものです。

自賠責損害調査事務所における 損害調査所要日数(後遺障害の場合)

自賠責後遺障害認定について、自賠責損害調査事務所による損害調査がおこなわれます。

全体の80.4%申請受付から30日以内に調査終了をむかえています。
したがって、認定までの期間はおよそ30日程度になると思われます。

一方で、損害調査が90日超のケースも全体の4.0%存在しています。

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後遺障害(後遺症)認定期間が長くなる理由は?

後遺障害(後遺症)の認定期間が長くなる理由としては、次のような理由があげられます。

①書類不備で時間がかかる

自賠責保険の保険会社に提出した必要書類に不備がある場合、追完が必要になります。
追完というのは、追って完全にするというような意味です。

具体的には記載の不備を加筆したり、不足資料を追加提出しなければなりません。

よくありがちな不備としては、MRIなどの画像の不備です。
後遺障害認定では、治療経過や改善状況が確認されます。

そのため、直近の通院先で撮影したMRI画像だけでなく、以前の通院先のMRI画像も必要です。

さらに、MRI画像を取り寄せるには、病院の都合も考慮しなければなりません。

多くの患者さんに対応しなければならず、何も催促しなければ数か月経過してしまうこともあるようなので、注意が必要です。

②医療照会に時間がかかる

申請者側でも医療照会をすることはありますが、自賠責調査事務所においても医療照会がされることがあります。

医療照会の注意点としては、MRI画像と共通する特徴があります。

多くの患者さんに対応するため、医師から返答が返ってこないなどの理由で、時間がかかってしまうこともあるようです。

③難しいから時間がかかる

自賠責調査事務所では判断が困難な事案については、自賠責損害調査事務所の上部機関である地区本部や本部で審査がおこなわれます。

判断が困難な事案とは?

自賠責保険から支払われない事案

重大な過失により減額の可能性がある事案

後遺障害の等級認定がむずかしい事案

より慎重な判断がおこなわれれるため、長期間、事故調査が行なわれます。

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後遺障害(後遺症)認定されなかった…異議申立て期間は3年?

異議申立てとは?

後遺障害認定の結果について納得いかなった場合、不服申立て手続きとして「異議申立て」ができます。

異議申立て機関

被害者請求の場合:自賠責保険会社にする

事前認定の場合:被害者が任意保険会社にする

等級が下がることはないため、不服があるときは異議申立てをしておきましょう。

異議申立手続きについては、こちらをどうぞ。⇊

異議申立て期間は3年間

そもそも損害賠償請求ができなければ、異議申立ても意味をなさないため、異議申立てのリミットは損害賠償請求の時効までです。

民法上、損害賠償請求権の消滅時効は3年とされています。
したがって、異議申立てのリミットは、症状固定時から3年間です。

異議申し立ての期間

症状固定時から3年間

異議申立てができるとはいえ、はじめの後遺障害認定をくつがえすには、入念な準備や、より積極的な証拠が必要になります。

現在申請中で、認定が難しそうだと感じた場合には、弁護士の無料相談などを活用して、今後の見通しを相談しておくとよいでしょう。

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後遺障害(後遺症)認定期間が長引いている‥‥お悩みなら弁護士に無料相談

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東京・大阪・愛知・福岡etc24時間365日相談予約受付中

後遺障害認定期間が長くなって心配…

被害者請求をサポートしてほしい

異議申立てを検討している…

このようなお悩みで法律事務所をお探しの方へ。

アトム法律事務所では、交通事故弁護士相談窓口を設置しています。

お問い合わせ・相談ご予約の受付時間は・・・

24時間365

深夜・早朝・土日・祝日

問いません。

LINE相談完全無料です。

「事務所まで来所する時間的余裕はない」

「アトム法律事務所の弁護士の雰囲気が知りたい」

このような方でも、お気軽にご相談いただけます。
早期のご相談が、お悩み解決の秘訣です。
お電話・メール・LINEにて、お気軽にお問い合わせください。

後遺障害(後遺症)認定期間が長期にわたった場合、調査事務所に問い合わせて進捗状況を確認することができます。

手続きの流れ等、ご不明点がございましたら、弁護士の無料相談をうまく活用してみてください。

進捗状況がわかったら、示談交渉の方針や異議申立ての対策を一緒にたてていきましょう。

弁護士プロフィール

岡野武志弁護士

(第二東京弁護士会)

全国10事務所体制で交通事故被害者の救済に取り組んでいる当事務所の代表弁護士。2008年の創業以来、幅広い間口で電話・LINE・メール相談などに無料で対応し、2019年現在は交通事故被害者の救済を中心に精力的に活動している。フットワークの軽い行動力とタフな精神力が強み。

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