作成:アトム弁護士法人(代表弁護士 岡野武志)

交通事故弁護士着手金

交通事故での弁護士の着手金相場は?無料の場合もある?弁護士費用についても解説

交通事故の弁護士着手金相場は?

交通事故の被害者となり、弁護士に依頼することになった…
その際、着手金などの弁護士費用について気になりますよね。

  • そもそも着手金とは?
  • 弁護士費用の内訳は?
  • 着手金無料の場合もある?

など、交通事故を弁護士に依頼した際の着手金などの弁護士費用について不安に思う方も多いと思います。
今回は、「交通事故弁護士着手金相場は?」などを中心に解説していきます。


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交通事故の弁護士費用|着手金とは?着手金の相場は?

交通事故の弁護士費用は?着手金とは?

交通事故の被害者となった場合、弁護士への依頼を考えることがあります。
その際、弁護士費用について不安に思うことが多いと思います。
弁護士費用の料金体系や、算定根拠など弁護士事務所ごとに異なります。
その中でも弁護士費用の内訳などは、基本的に共通しているので弁護士費用の基礎を知りましょう。

弁護士費用の内訳は主に以下のようになります。

  1. ① 相談料
  2. ② 着手金
  3. ③ 成功報酬
  4. ④ その他費用

それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

①相談料

弁護士費用の内訳

交通事故の被害者となり、弁護士に依頼する際にまず弁護士への「相談」を検討する方が多いと思います。
一般の弁護士の相談料は、30分ごとに5500円(税込)程度の相談料を設けている場合が多いです。
また、交通事故の相談の場合、十分なアドバイスを得るためには1時間程度の相談時間は必要となることが多いです。

弁護士への相談費用は1万円程度と考えておくとよいでしょう。
また、初回に無料相談を行っている事務所も多いです。
当事務所でも電話LINEで無料相談を行うことが可能です。
今すぐに相談したい被害者の方は以下の無料相談窓口もご利用ください。

②着手金

弁護士費用の内訳

着手金とは、弁護士に依頼するとき初めに必要となる金銭です。
着手金は、事故の結果や途中で解約したかなどは関係ありません。
交通事故を依頼する最初の段階で弁護士に支払う費用です。
着手金を支払うと、弁護士の弁護活動が開始されます。

着手金は、「事案の難易度」「相手方に請求する金額」などによって異なることが多いです。
また、交通事故では示談交渉がまとまらず裁判になる場合もあります。
交通事故の事案が裁判となった場合は、追加で着手金が発生することもあるようです。

③成功報酬

弁護士費用の内訳

成功報酬は、弁護士に依頼した事案の成功の程度に応じて支払う報酬です。
交通事故の事案では、弁護士の事案処理後の増額分(経済的利益)に対する割合で決定している事務所が多いです。
相手方から受け取れる金額が大きければ大きいほど報酬も高くなります。

成功報酬については以下の記事もご覧ください。

④その他費用

着手金や成功報酬以外にも必要となる「実費」や「日当」といった費用があります。

実費:事故の処理で必要となる郵送費や交通費など
日当:出張や裁判活動等で弁護士を一定時間拘束する場合の費用

実費

実費とは、弁護士が弁護活動を行う上で実際に支出があった費用のことを呼びます。

具体例を挙げると、

  • 交通費
  • 郵送費
  • コピー代

などです。

各法律事務所ごとに実費についてどの範囲まで請求するかが異なります。

どのような内容でいくらかかるのかあらかじめ弁護士に確認するようにしましょう。

日当

日当とは、弁護士が弁護活動に費やした時間に応じて支払われる対価のことをいいます。

日当が発生する具体例としては、

  • 遠方への出張
  • 裁判所への出廷

の場合などが挙げられます。

日当についてもどの範囲まで請求するか法律事務所によって大きく異なります。

以上、見てきたように弁護士費用は各弁護士事務所によって異なります。
多くの事務所が、ホームページに弁護士費用の料金体系などを載せています。
依頼前に一度目を通すようにしましょう。
参考に当事務所の弁護士費用を載せておきますのでご覧ください。

着手金無料の場合もある?

交通事故専門の弁護士は、相談料・着手金無料と設定されていることも多く見られます。

刑事事件専門の弁護士事務所の場合、22万円(税込)~などの設定が多いです。
交通事故を専門としている弁護士の場合、人身事故の被害者からの相談料や着手金は無料としている事務所もあるようです。

なぜかというと、交通事故被害者に着手金など多額の初期費用がかかると弁護士への依頼が事実上困難になるからです。
また、相手に保険会社がついていると、賠償額から弁護士費用を回収できることが多い点も理由の一つです。

着手金などの弁護士費用が無料になる方法は?

交通事故被害者になった際、着手金など弁護士費用の支払いを不安に感じる方も多いと思います。
もし、交通事故被害者が任意保険で弁護士特約を付けていればその不安が払しょくされる場合があります。

弁護士特約とは、被害者自身が加入している任意保険についている特約のことです。
一般的に内容は、交通事故の示談交渉を弁護士に依頼する際300万円を上限に弁護士費用を支払ってくれるといったものです。

示談交渉だけでなく、相談料についても10万円を上限に支払われるといった内容のものが多いです。
後遺障害の申請や、保険会社との示談交渉で非常に苦労されている方もいると思います。
ご自身の加入している保険に弁護士特約が付いていると、弁護士費用を気にせず弁護士に依頼することが可能です。
弁護士に、後遺障害の申請や示談交渉を依頼すると、被害者の方にたくさんのメリットがあります。
もっとも、例外となる事案もあるのでご自身の契約内容をしっかり確認しましょう。
弁護士特約については以下の記事もご覧ください。

弁護士費用特約のメリット
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交通事故を弁護士費用を支払って依頼するメリットは?

交通事故は弁護士に依頼するべき?

交通事故を弁護士に依頼すると着手金などの弁護士費用がかかることがわかりました。
弁護士費用のことを考え、依頼をためらう交通事故被害者の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、交通事故被害者となってしまった場合、弁護士に相談するべきと言えます。

後遺障害の申請や相手方とのやり取りなど、交通事故で心身ともに傷ついた被害者にとって大きな負担となります。
弁護士に依頼すると、後遺障害等級の申請の手続きや相手方のやりとりもすべて一任することが可能です。

後遺障害等級の申請は、認定される等級によって慰謝料や逸失利益の金額も大きく変わります。
適正な等級認定を得て、慰謝料や逸失利益を受け取るには専門的知識を持った弁護士の力が不可欠です。

弁護士に依頼する上でのデメリットはほとんど存在しません。
ただし、交通事故の中でも軽症だった場合は依頼して断られることがあるかもしれません。
例え、弁護士に依頼したとしても示談金の増額分よりも弁護士費用の方が上回る「費用倒れ」になってしまう恐れがあります。
その事態を避けるために、報酬設定を事前に確認しておくことが重要になります。

弁護士に弁護士費用を払ってでも相談すべき事案とは?

弁護士費用が気がかりで、弁護士への依頼を迷う方もいるかもしれません。
しかし、事案によっては弁護士費用がかかっても弁護士に依頼するべき場合もあります。

弁護士に依頼するべき事案
  1. ① 死亡・重傷などの重大な交通事故
  2. ② 後遺障害として認定されたまたはされる見込みのある交通事故
  3. ③ 弁護士特約が適用になる事故

上記のような事案の場合、弁護士に依頼したほうが被害者にとってメリットがあります。
それぞれのケースについて簡単にみていきましょう。

① 死亡・重傷などの重大な交通事故

交通事故によりご家族を亡くしてしまったり、寝たきりで介護を要することになってしまったりなど死亡・重傷事故の場合は弁護士に依頼するべきといえます。
死亡・重傷事故による悲しみや精神的苦痛は計り知れません。
当然、慰謝料の金額も膨大なものになります。

さらに、弁護士が交渉すると慰謝料も場合によっては保険会社が提示する示談金額の2倍以上に増額することもあります。
また、被害者の家族は事故の相手方と示談交渉の際に顔を合わせることがつらいかもしれません。
弁護士に依頼すると、相手方との交渉も一任することができ、精神的な苦痛や手間が軽減されます。

② 後遺障害として認定されたまたはされる見込みのある交通事故

事故後、適切な治療を施したとしても「後遺症」が残ってしまう場合があります。
後遺障害として認定されたケースや、後遺障害として認定される見込みのあるケースでは、慰謝料だけではなく「逸失利益」なども受け取ることができます。

後遺障害が認定されるような場合も、弁護士に交渉や裁判を依頼すれば、一般的な保険会社の提示額より大幅に増額することができます。
弁護士費用を支払ったとしても、被害者の得られる賠償金が増額する可能性が高いといえます。
相手方との示談交渉の煩雑さからも解放されるので、被害者は怪我の治療に専念することができます。
後遺障害と弁護士の関係について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

③ 弁護士特約が適用になる事故

被害者が加入している保険に弁護士特約がついている場合、弁護士に依頼するべきといえます。
先ほども触れたように、弁護士特約が適用されるケースは弁護士に依頼することでメリットがたくさんあります。

弁護士特約を利用すると、弁護士に依頼するべきかどうか、又は弁護士に依頼する時期に頭を悩ませることなく、弁護士に依頼できるといえます。
弁護士特約が適用されるかどうかなどは、ご自身が加入している保険会社に問い合わせましょう。

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【弁護士無料相談】交通事故の被害者になってしまった…

交通事故被害者が弁護士に無料相談できる窓口は?

交通事故を弁護士に依頼したいけれど着手金などの弁護士費用が心配…
そんな場合でも弁護士特約に加入していれば弁護士費用の心配はいりません。
弁護士に相談することで交通事故被害者の方にとって様々なメリットがあります。
当事務所では、弁護士の無料相談を行っています。

  • LINE無料相談
  • 電話無料相談

以上のご自身のご都合の良い方法で弁護士に相談することができる窓口をご用意しております。
窓口では専属スタッフが受付けし、相談では、交通事故に注力している弁護士が順次対応しております。
お一人で悩まずに、まずは弁護士に相談してみましょう。


弁護士プロフィール

岡野武志弁護士

(第二東京弁護士会)

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。


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