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作成:アトム弁護士法人(代表弁護士 岡野武志)

肋骨骨折後遺症

肋骨骨折|後遺症の症状、慰謝料を解説

肋骨骨折で後遺症が残ったら…?

交通事故での骨折の1つに、肋骨骨折があります。

  • 肋骨骨折の症状には何があるのだろう
  • 肋骨骨折が後遺症として残ったら慰謝料はもらえる?
  • 肋骨骨折で適正な慰謝料を得るためには?

肋骨骨折はあまり強くない衝撃でも発生することがありますが、それにより大切な内臓に損傷が及ぶこともあります。
後遺症の症状や後遺症が残った場合の対処についても、しっかり確認していきましょう。


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肋骨骨折とは?後遺症の症状は?

肋骨骨折とは?

肋骨骨折とは、胸部の内臓を覆っている肋骨を折ることです。
肋骨骨折になると、以下のような症状が出ます。

痛み

針に刺されたような痛みや圧痛から、息がしにくかったり立ち上がれなくなったりするほどの痛みまで様々。

痛みを感じる場面としては、

  • くしゃみ、咳をした時
  • かがんだり起き上がったりした時
  • 仰向けで寝た時
  • 荷物を持った時
  • シャンプー等のポンプを押した時

などがある

腫れ

骨折した部分が腫れて膨張することも

皮下出血

折れた骨によって血管が損傷すると起こる。特に上部の肋骨骨折では、胸郭付近の血管損傷がみられる。

内臓損傷

折れた骨によって、肋骨に守られていた肺や心臓、大血管が損傷する可能性がある。特に下部の肋骨骨折では、肝臓や膵臓、腎臓など腹腔内臓器の損傷がみられる。

呼吸に伴って痛みを感じる場合には、

厚手のタオルを骨折部に当て、軽く圧迫

することで少し和らぎます。

交通事故で肋骨骨折をした場合には、以下の場所で治療を受けます。

肋骨骨折の治療先
整形外科一般的な肋骨骨折
胸部外科命の危険がある場合

肋骨骨折|交通事故での原因は?

交通事故で肋骨骨折が発生する原因として、以下のものが挙げられます。

ハンドルに衝突

交通事故の衝撃で胸部をハンドルに打ち付ける

エアバッグの衝撃

エアバッグは音速と同等ともいわれるスピードで一気に膨らむため、エアバッグの衝撃も肋骨骨折の原因となる

地面への胸部打ち付け

交通事故で車外に投げ出されたり、歩行中に交通事故に遭い一度ボンネットに跳ね上げられて地面に落下したりすると、その衝撃で肋骨骨折が生じる場合がある。

肋骨骨折|後遺症の症状は?

肋骨骨折では、以下の後遺症が残る可能性があります。

肋骨骨折の後遺症

変形障害

  • 骨癒合不全
  • 骨の欠損

神経障害

痛み、しびれ

折れた骨が癒合しても、元のようにくっつきはせず、骨折前と比べて変形が生じて後遺症となることがあります。

具体的な変形の例として、

  • 左右片方の肋骨部分だけが飛び出ている
  • 肋骨のある部分の一部が陥没している

などがあります。

特に肋骨骨折は、折れた肋骨が多くない場合には、バストバンドによる保存療法がとられることが一般的です。これは、骨折部分を固定し安静にしておくというのもであるため、骨癒合不全が起きやすいと言われています。

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肋骨骨折|後遺症の等級と慰謝料

肋骨骨折|後遺症の等級と慰謝料

上記の条件を満たすと、後遺障害慰謝料を請求できるようになりますので、その金額をご紹介します。

後遺障害慰謝料

交通事故によって残った後遺症によって、今後も受け続ける精神的苦痛に対する補償

最終的な金額は示談交渉で決まりますが、その際

は異なるので、どちらもご紹介します。

変形障害
等級弁護士基準任意保険基準
125290万円100万円

後遺障害等級12級5号は、

鎖骨、胸骨、ろく骨、けんこう骨又は骨盤骨に著しい変形を残すもの

と定められています。

著しい変形とは、服を脱いだ時に目視で変形が確認できる状態のことです。
したがって、レントゲン写真などで初めてわかる変形は、これに該当しません。

神経症状
等級弁護士基準任意保険基準
1213290万円100万円
149110万円40万円

神経症状が該当する後遺障害等級はそれぞれ、

  • 12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの
  • 14級9号:局部に神経症状を残すもの

と定められています。

両者の違いは、神経症状の有無を医学的所見から証明できるかどうかです。

つまり、レントゲンやMRI画像などから神経症状の存在を証明できるかどうかです。

ポイント
  • MRI画像等から確認できる:12級
  • 自覚症状や神経学的所見*のみ:14級

*患部に刺激を与えその反応をみる検査

神経学的所見の詳細や、診断書への自覚症状の書き方についてはこちらで詳細に解説しています。

交通事故の賠償金を自動計算

交通事故示談金の内訳

交通事故で肋骨骨折になると、後遺症に対する慰謝料以外にも、

  • 入通院で受けた精神的苦痛
  • 治療のため休業した分の収入

の補償を受けることができます。

また、肋骨による後遺症に対し等級が認められると、

後遺症のために得られなくなった将来の収入

に対する補償も受けられるようになります。

これらの補償金額は、以下の計算機から簡単に計算できます。

この計算機で算出できる金額も弁護士基準の金額であり、任意保険基準の金額より高くなっています。

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肋骨骨折|後遺症の慰謝料のポイント

肋骨骨折|慰謝料は交渉が鍵

肋骨骨折で後遺症が残ると、加害者側に後遺障害慰謝料を請求できます。
ただ、後遺障害慰謝料をはじめとする交通事故の慰謝料や休業損害等の賠償金額は、示談交渉で決められます。

加害者側が提示してくる任意保険基準の金額は元々低めに設定されていますし、場合によってはさらに低い金額を提示してくることもあります。

だからこそ、妥当な金額を得るためには交渉が重要なのです。

増額交渉(弁護士なし)

ただしその交渉も、被害者自身が行っても聞き入れてもらえない可能性が高いです。
弁護士の主張でないと聞き入れないという方針をとる保険会社もあるからです。

示談交渉のポイント
  • 加害者側は低めの示談金額を提示してくる
  • 増額交渉は弁護士でないと聞き入れてもらえない可能性が高い

肋骨骨折|より良い等級認定のために

そもそも肋骨骨折で後遺症が残った場合には、後遺障害等級認定を申請する必要があります。
この審査は基本的に提出された診断書などの資料を基に行います。

肋骨による後遺症の中には、

  • レントゲン写真よりも精密なCT画像でないと異常が写らない
  • 自覚症状や神経学的検査の結果しか提示できない

という場合も多く、妥当な等級に認定されるには工夫が必要です。

交通事故の案件を担当する弁護士の多くは後遺障害等級認定のサポート経験があります。
後遺障害等級認定については医師よりも弁護士の方が知識も経験も豊富であることが多いため、弁護士に相談することをお勧めします。

その場でできる無料弁護士相談

アトム法律事務所では、電話・LINEで無料相談を受け付けています。

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弁護士プロフィール

岡野武志弁護士

(第二東京弁護士会)

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。